日が短くなり、夕食のあとの時間が長く感じられる季節になりました。秋は雨の日も多く、外で遊べない週末に、子どもが家の中で時間を持て余している家庭も多いと思います。
この記事では、親子で楽しめる室内遊びを、道具なしの遊び、紙とペンの遊び、ボードゲーム系の3つに分けて、年齢の目安と一緒にまとめました。後半では、スマホを使う場合の選び方と、私が開発した対戦・会話系のアプリも紹介します。
雨の日も困らない、道具なしでできる室内遊び
まずは、準備が一切いらない言葉遊びです。夕食後の食卓でも、布団に入ってからでも始められます。
しりとりの発展形(年長〜小学生)
ふつうのしりとりに飽きたら、しばりを1つ足します。ルールを少し変えるだけで、小学生でも考え込む遊びになります。
- テーマしばり。食べ物だけ、生き物だけ、と範囲を決めます
- 文字数しばり。3文字の言葉だけ、と決めると一気に難しくなります
- おしりの2文字しりとり。さくらなら「くら」から始まる言葉(くらげ・クラスなど)を探します。高学年や大人向けです
- 記憶しりとり。出た言葉を最初から全部言ってから、自分の言葉を足します
連想ゲーム(小学校低学年〜)
リズムに乗せて、前の人の言葉から連想したものをつないでいく遊びです。バナナと言ったら黄色、黄色と言ったらひよこ、という具合に続けます。
勝ち負けなしで、何周続くかを家族の記録にしても盛り上がります。
質問で当てる遊び(小学校低学年〜)
出題者が頭の中で答えを1つ決め、ほかの人は、はい・いいえで答えられる質問だけをして当てます。それは生き物ですか、家の中にありますか、と質問を重ねていきます。
質問は20回まで、と回数を決めておくと緊張感が出ます。大きな分類から順番に絞り込むコツが分かってくると、子どもの質問がどんどん鋭くなっていきます。
紙とペンだけでできる遊び
裏紙と鉛筆が1本あれば、遊びの幅はさらに広がります。
- 絵しりとり(年中〜)。言葉を使わず、絵だけでしりとりをつなぎます。絵の上手さより、伝わらないおかしさを楽しむ遊びです
- 三目並べから五目並べへ(年長〜)。3×3の○×ゲームに慣れたら、マス目を広げて5つ並べる勝負に進みます
- 陣取りゲーム(小学校低学年〜)。点を格子状に打ち、交互に1本ずつ線を引きます。四角を完成させた人が自分の陣地にできます
- お絵かき伝言(小学生〜)。お題を絵で描いて次の人に回し、最後の人が答えを当てます。3人以上いるときにおすすめです
ボードゲーム系の定番を年齢別に
じっくり遊べる夜には、定番のボードゲームやカードゲームが向いています。年齢に合わせて、次の順番で広げていくのが私のおすすめです。
- 神経衰弱(幼児〜)。記憶力の勝負なので、子どもが大人に本気で勝てる数少ない遊びです。小さい子とは枚数を減らして始めます
- リバーシ(小学校低学年〜)。はさんだらひっくり返す、というルール1つで遊べます。角を取ると有利、と気づいた頃から面白さが増します
- 将棋(小学校中学年〜)。駒の動きを覚えるまでが最初の壁です。盤の小さいミニ将棋から入ると、つまずきにくくなります
年齢はあくまで目安です。きょうだいで年齢差がある場合は、年上の子にハンデをつけると、全員が本気で遊べます。リバーシなら最初に角を1つゆずる、神経衰弱なら年下の子だけ3枚めくれる、といった形です。
スマホを使うなら「一緒に遊べる」「広告が出ない」で選ぶ
盤や駒が家にないときは、スマホやタブレットを盤の代わりにする方法もあります。ただし、子どもが1人で黙って画面を見続ける使い方では、親子の遊びにはなりません。
私が選ぶ基準にしているのは、次の3つです。
- 1台を親子で囲んで、対戦や会話ができること
- 広告が出ない、または少ないこと。遊びの途中で広告が挟まると場が止まり、子どもの誤タップも心配です
- 1回が短く、終わりの区切りをつけやすいこと
ここからは、当サイト運営者の私(JACK)が開発したiPhone・iPad向けアプリの中から、親子の室内遊びに使いやすい4本を紹介します。いずれもApp Storeから無料でダウンロードできます。
ちいさな将棋(将棋の入り口に)
5×5マスの小さな盤で対局する入門用の将棋アプリです。駒をタップすると動ける場所が光るので、駒の動きを知らない子でもその日から対局できます。
広告は一切表示されず、インターネット接続も不要です。レベル「はじめて」「やさしい」は無料のまま遊べ、「ふつう」「つよい」は買い切りで開放されます。
親子で相談しながら1手ずつ考える使い方がおすすめです。詳しくはちいさな将棋の紹介記事にまとめています。
カラーリバーシ(1台で二人対戦)
1台のiPhoneやiPadで、交互に石を置いて対面で遊べるリバーシアプリです。置ける場所にマーカーが表示されるので、ルールがあやふやな子でも迷いません。広告も表示されません。
盤と石の色を着せ替えでき、「待った」機能もあります。AI対戦は弱い・普通・強い・最強の4段階です。特徴はカラーリバーシの紹介記事で解説しています。
大きな牌の絵合わせ(協力して探す)
同じ絵柄の牌を2枚選んで消していくパズルです。対戦ではなく1人用ですが、時間制限がないため、親子で画面をのぞき込み、あった、そこにもある、と声をかけ合って協力する遊び方に向いています。
牌が大きく表示され、広告は一切出ません。24枚の「かんたん」と48枚の「ふつう」は無料のまま遊べます。
祖父母と孫で一緒に遊ぶのにも向いています。詳しくは大きな牌の絵合わせパズルの紹介記事をご覧ください。
わいわいワードウルフ(家族3人から)
1台のiPhoneを回すだけで遊べる、3〜10人向けの会話ゲームです。全員にお題が配られますが、少数派のウルフだけ少し違うお題になっていて、会話の違和感からウルフを探します。
「こども・かぞく」カテゴリのお題はすべてひらがなで、このカテゴリと「ていばん」は無料のまま遊べます。広告は一切ありません。
画面を見るのはお題を確認する一瞬だけで、あとはずっと会話です。遊び方はわいわいワードウルフの紹介記事で説明しています。
室内遊びを長続きさせる3つのコツ
最後に、親子の遊びを一度きりで終わらせないためのコツをまとめます。
- 終わり方を先に決める。あと3回、8時半まで、と始める前に決めておくと、切り上げるときにもめません
- 大人が手加減しすぎない。わざと負けるより、ハンデをつけて本気で勝負するほうが、子どもは勝ったときに心から喜べます
- 子どもに遊びを選ばせる。今日は何にする、と決定権を渡すと、子どものほうから誘ってくれるようになります
秋の夜長や雨の日は、考え方を変えれば、親子でゆっくり向き合える貴重な時間です。まずは今夜、しばりつきのしりとりから始めてみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
Q. 道具がまったくなくても親子で遊べますか
A. 遊べます。しりとりの発展形や連想ゲーム、質問を重ねて答えを当てる遊びは、道具も準備もいりません。夕食後の10分や、お風呂を待つ時間にもすぐ始められます。
Q. 小学校低学年と高学年のきょうだいが一緒に遊べるものはありますか
A. リバーシや神経衰弱のように、ルールが単純でハンデをつけやすい遊びが向いています。リバーシなら年上の子が最初に角を1つゆずる、神経衰弱なら年下の子だけ3枚めくれる、といったハンデをつけると、どちらも本気で楽しめます。
Q. 将棋は何歳くらいから始められますか
A. 決まった年齢はありませんが、駒の動きの種類が多いため、最初は盤の小さいミニ将棋から入ると覚えやすくなります。5×5マスの5五将棋は1局が短く、子どもでも最後まで指し切りやすい遊び方です。
Q. 室内遊びにスマホのアプリを使ってもよいですか
A. 使い方しだいです。1人で黙って画面を見るものではなく、1台を親子で囲んで対戦したり会話したりできるものを選ぶと、ボードゲームの代わりになります。広告が出ないと明記されているものを選ぶと、子どもに渡すときも安心です。
Q. 遊びが盛り上がりすぎて寝る時間が遅くなります。どうすればよいですか
A. 始める前に、あと3回で終わり、何時になったら片付け、と終わり方を先に決めておくのがおすすめです。1局が短い遊びを選ぶと区切りをつけやすく、もう1回が続いても時間を読みやすくなります。
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