人が集まったときに、何をするか決まらない時間があります。
ゲームを持ってくればよかった、と言いながら結局スマホを見て終わる。よくある光景だと思います。
用意がなくても始められて、説明が短くて、3人からできる。この3つを満たす遊びは意外と少ないのです。
その1つがワードウルフです。
初めての人にそのまま説明できるように、ルールと進め方をまとめます。私が作ったアプリの話は後半です。
ワードウルフの基本ルール(人数・流れ・勝敗)
ワードウルフは、カワサキファクトリーの川崎晋さんが考案した会話ゲームです。3人から遊べて、1回は5分から10分ほどで終わります。
- 全員にお題を配ります。多数派(市民)は同じお題で、少数派(ウルフ)だけ少し違うお題です。どちら側かは本人にも知らされません。
- お題そのものは口にせず、決めた時間だけ全員で話します。
- 時間が来たら、怪しい人を「せーの」で同時に指さします。
- 最多票の人がウルフなら市民の勝ち、市民ならウルフの勝ちです。
反則は、お題そのものを言うこと、文字数や頭文字を聞くこと、自分のお題を人に見せることの3つです。
ルールは、原作者公認の公式サイトと、幻冬舎エデュケーションのカード版の商品ページで確認しました(2026年9月時点)。
初めての人がいる時の進め方
初めての人がつまずくのは、自分がウルフかどうか分からないという一点です。
- 説明は3文です。「全員にお題が配られます。1人だけ少し違います。会話でその1人を探します」
- 「自分が少数派かどうかは、自分にも分かりません」と付け加えます。
- 1回目は練習にして、勝ち負けを数えません。話し合いは3分にします。
- 最初の1周だけ、順番にひと言ずつ話してもらいます。
- 結果発表の後に、どの発言で気づいたかを話します。
よくある失敗は、黙っている人を怪しいと決めつけることです。順番に話す1周を入れると防げます。
誰かがお題を口にしてしまったら、責めずに次のお題へ進みます。
人数別の時間配分の目安
| 人数 | お題の確認 | 話し合い | 投票と結果 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 3〜4人 | 約1分 | 3〜5分 | 約1分 | 5〜7分 |
| 5〜6人 | 1〜2分 | 5分 | 約2分 | 8〜9分 |
| 7〜8人 | 約2分 | 5〜7分 | 約2分 | 9〜11分 |
| 9〜10人 | 2〜3分 | 7分 | 約3分 | 12〜13分 |
公式サイトの話し合いの目安は、3〜4人で5分、5〜10人で6分です。表はそれを基準に、初回は短め、大人数は少し長めに私が組み直しました(お題の確認は1人15秒で計算)。
ウルフは7人まで1人、8人から2人が公式サイトの推奨です。
盛り上がるお題の作り方と例
お題は、同じ棚に並んでいて、使う場面が少しだけ違う2つを選びます。
離れすぎるとひと言で食い違いが分かり、近すぎると最後まで誰も気づけません。全員が体験したことのあるものにするのも条件です。
- 家族向け:お弁当と給食、お年玉とおこづかい、カブトムシとクワガタ
- 友人向け:修学旅行と卒業旅行、文化祭と体育祭、二度寝と昼寝
- 会社の懇親会向け:お盆休みと正月休み、差し入れとお土産、名刺交換と自己紹介
懇親会では、役職、評価、恋愛、容姿に触れるお題は外します。小さい子が混ざる時は、ひらがなで読める言葉にします。
少数派を見抜く質問のコツ
はい・いいえで終わる質問は、入り口として使いやすい反面、少数派も合わせやすい質問です。「いつ」「どこで」「誰と」を足すと、答えに具体的な場面が出て、1人だけ景色が違う人が見えてきます。
- 同じ質問に全員が順番に答えます。答えを並べると、ずれが見つかります。
- 最初から決定的な特徴を言いません。少数派が気づいて話を合わせてきます。
- 周りが自分の答えに首をかしげたら、自分が少数派かもしれません。聞き役に回って、多数派のお題を推理します。
アプリが無くても、紙とペンで遊べます
道具は、同じ大きさの紙を人数分と、ペン1本、スマホのタイマーです。
- 出題役を1人決めます。お題を知っているので、その回は参加しません。
- 多数派のお題を遊ぶ人数より1枚少なく、少数派のお題を1枚書きます。
- 二つ折りにして混ぜて配り、各自こっそり見ます。
- タイマーをかけて話し合い、せーので指さして、紙を開きます。
同じペンで字の大きさをそろえるのがこつです。弱点は出題役が遊べないことで、3人の時は成立しません。
| 方法 | 費用 | 人数 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 紙とペン | 0円 | 4人から | 道具が何もない時 |
| 市販のカード版 | 1,870円(税込) | 2〜8人 | スマホを出したくない場 |
| 公式ブラウザ版 | 無料 | 1台で3〜50人 | 大人数、オンライン |
| わいわいワードウルフ | 基本無料 | 3〜10人 | 子どもと遊ぶ時、電波のない場所 |
カード版は幻冬舎エデュケーションの商品ページ(2026年9月確認)、公式ブラウザ版は株式会社Qdanの発表(2026年8月20日)の内容です。大人数の会や離れた相手と遊ぶ時は、公式ブラウザ版のほうが向いています。
アプリを使う利点
紙と比べた利点は、出題役が要らず3人でも全員が遊べること、お題を考える手間がないこと、タイマーが付いていることです。
全員分のスマホは要りません
わいわいワードウルフというアプリを公開しています。3人から10人で遊ぶ、対面の会話ゲームです。
必要なのは1台だけです。全員がアプリを入れる必要も、インターネットにつなぐ必要もありません。回して使います。
ここは意識して作った部分です。全員に入れてもらうのを待っているうちに、場の空気は冷めてしまいます。
遊び方は4手順です
まず人数とお題のカテゴリを選びます。次に1台をみんなで回して、自分のお題をこっそり確認します。
全員に同じお題が配られますが、少数派の人だけ少しちがうお題になっています。この人がウルフです。
あとはタイマーで話し合い、せーので怪しい人を指さして結果発表です。
今朝も使ったか。外に持っていけるか。そういう質問を重ねて、会話の違和感からウルフを探します。
相手に合わせてカテゴリを選べます
お題は100組あります。
こども・かぞくのカテゴリはすべてひらがなです。小さいお子さんが混ざっていても、家族全員で遊べます。
飲み会で盛り上がる大人向けのカテゴリもありますし、慣れた人向けのじょうきゅうも入れました。同じメンバーで何度も遊ぶと簡単になってしまうので、難易度を上げられるようにしています。
議論タイマーと、ウルフが2人になるモードも付けました。
広告は出ません
広告は一切表示しません。盛り上がっている最中に広告が挟まると、その場が止まってしまうからです。
料金
こども・かぞくと、ていばんのカテゴリは無料のままずっと遊べます。まずここで試してください。
たべもの、しごと・せいかつ、じょうきゅうは買い切り1回で開放されます。月額課金はありません。
場面ごとの使い方は、わいわいワードウルフの紹介記事に詳しく書きました。
よくある質問
Q1. 自分がウルフかどうかは、最初に分かりますか?
分かりません。配られるのはお題の言葉だけです。周りの話とかみ合わないと感じたら、少数派の可能性が高いです。
Q2. 嘘をついてもよいのですか?
反則ではありません。カード版の公式の説明にも、ウルフかもしれないと思ったら、うまく嘘をついて市民に紛れるようにとあります。
Q3. 票が同数で割れた時はどうしますか?
公式サイトの決め方は、60秒だけ延長して再投票し、それでも決まらなければウルフの勝ちです。始める前に決めておくと、もめません。
Q4. 逆転ルールは入れたほうがよいですか?
当てられたウルフが多数派のお題を言い当てたら逆転勝ち、という追加ルールです。初めての人がいる回は入れず、慣れてから足すことを私は勧めます。
Q5. 2人でも遊べますか?
基本は3人からです。2人ではお題が食い違った時点で、探す相手が決まってしまうからです。市販のカード版には司会者も参加する2人用の特別ルールがあり、1台で2人対戦ができるカラーリバーシのような別の遊びを選ぶ手もあります。
次の集まりに1つ
帰省、旅行、飲み会、子どもの友達が来たとき。何かしたいけれど道具がない場面は定期的にやってきます。
入れておくだけで、その場で出せる遊びが1つ増えます。
わいわいワードウルフをApp Storeで見る(iPhone・基本無料)
私が作ったほかのアプリはアプリ一覧にまとめています。




