親が75歳を迎えるころ、運転免許の更新の前に「認知機能検査」のお知らせのはがきが届きます。何をする検査なのか分からない。うまく答えられなかったら、免許がなくなってしまうのではないか。ご本人も家族も、不安になりやすい検査です。
実際の検査は、絵を覚えて思い出す問題と、今日の日付と時刻を答える問題の2つです。中身は警察庁が公開していて、流れを知っておくだけでも、当日あわてずに受けられます。
そこで私が開発したのが、iPhone・iPadアプリ「認知機能検査の練習」です。本番と同じ流れと制限時間で、読み上げを聞きながら、家で何度でも練習できます。
このアプリは当サイト筆者の私(投資家JACK)が自分で開発したもので、警察庁・警察とは関係のない練習用のアプリです。できることだけでなく、購入しなくても使える範囲や料金の仕組みまで、正直に書きます。
75歳からの免許更新で受けること
運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上の方は、更新の前に次のものを受けます。東京都(警視庁)の場合、お知らせのはがきは、遅くとも有効期間が満了する日の6か月前までに届くよう送られます。
| 受けるもの | 中身 |
|---|---|
| 認知機能検査 | 記憶力と判断力を測る検査。絵を覚えて思い出す「手がかり再生」と、日付と時刻を答える「時間の見当識」の2つ(検査の時間は約30分) |
| 運転技能検査 | 過去3年間に、決められた11種類の違反のどれかがある方だけ。コースを実際に運転する検査で、合格しないと免許証を更新できない |
| 高齢者講習 | 講義や運転適性の検査、実車での指導など。東京都の場合、普通免許の方は2時間・6,600円 |
※手数料や受ける場所、予約のしかたは、都道府県ごとに違います。届いたはがきと、お住まいの都道府県警察の案内を確かめてください。
認知機能検査の中身と「36点」の基準
検査は、検査員の説明に沿って進みます。検査の時間は約30分で、終わったあと、結果が書面で知らされます(滋賀県警察の案内)。手数料は、警察の施設で受ける場合1,050円です。自動車教習所で受ける場合は、教習所ごとに違います(警視庁の案内)。
手がかり再生(32点満点)
4枚ずつ4回、合わせて16枚の絵を見て覚えます。そのあと、数字の表に斜線を引く課題をはさんでから、覚えた絵を思い出して紙に書きます。最初はヒントなしで、次に「楽器」「果物」などのヒントを見ながら書きます。ヒントなしで書けた絵は2点、ヒントを見て書けた絵は1点です。
時間の見当識(15点満点)
カレンダーや時計を見ずに、検査の日の年・月・日・曜日と、今の時刻を答えます。配点は、年が5点、月が4点、日が4点、曜日が1点、時刻が1点です。
判定
2つの点数を決められた計算式に当てはめて、総合点を出します。36点以上なら「認知症のおそれがない」、36点未満なら「認知症のおそれがある」と判定されます。
36点未満だった場合は、専門医の診断(臨時適性検査)を受けるか、医師の診断書を出すことになります。また、検査は何回でも受けられますが、受けるたびに手数料がかかります(警察庁の「認知機能検査Q&A」)。
認知機能検査の練習の3つの特徴
特徴1:本番と同じ流れと制限時間を、読み上げで
警察庁が公開している検査用紙・絵のパターン(A〜D)・進め方に合わせて作りました。絵を覚える、数字に斜線を引く、思い出して書く、日付と時刻を答える、答え合わせ。この5つの手順を、本番と同じ制限時間で進めます。
検査員の代わりに、落ち着いた声で説明を読み上げ、同じ文を字幕でも表示します。思い出して書く問題は、本番と同じように紙と鉛筆で書きます。

特徴2:本番と同じ計算で点数が出て、書けなかった絵が分かる
答え合わせでは、書けた絵を押して選ぶだけです。本番と同じ計算で総合点が出て、36点の基準と比べられます。手がかり再生と時間の見当識の内訳や、書けなかった絵も分かります。
絵はこのアプリで描いたもので、本番の絵とは形が違います。絵の名前とヒントは本番と同じです。

特徴3:日付と時刻だけの練習と、点数の移り変わり
日付と時刻の問題だけを練習する画面もあります。大きなボタンで、年・月・日・曜日・時刻を選んで答えます。和暦でも西暦でも答えられます。

練習した点数はグラフで残り、何度も書けなかった「覚えにくい絵」も分かります。

練習するご本人が使いやすいように
練習するのは、75歳を迎えるご本人です。文字と押すボタンを大きくし、文字を打たなくても答えられるように作りました。iPadでも使えるので、大きな画面で練習することもできます。アカウントの登録はいらず、広告も出ません。
家族が使い方を一度見せて、1回目は一緒に通して練習するのがおすすめです。本番は検査員の説明を聞きながら進むので、流れに慣れておくだけでも、当日あわてずに済みます。
家族ができる準備
- はがきが届いたら、早めに予約する(東京都ではWebと電話で予約を受け付けています。方法は都道府県ごとに違います)
- 当日は、はがきと運転免許証のほか、必要な方は眼鏡や補聴器を忘れずに持っていく
- 家で一度、本番と同じ流れで通して練習しておく
- 練習の点数は目安と考え、上がった下がったで心配しすぎない
購入しなくても使えることと「全部のパターン」
ダウンロードしたら、パターンAの練習、日付と時刻の練習、成績は、購入しなくても使えます。本番の流れを一度体験してみるだけなら、この範囲で足ります。
本番では、絵のパターン(A〜D)のどれが出るかは分かりません。全部のパターンで練習したい方のために、1回だけ1,200円の「全部のパターン」を用意しています。パターンB・C・D、どのパターンが出るか分からない形の「おまかせ練習」、同じヒントの絵4つを並べて覚えられる「ヒント別の一覧表」が使えるようになります。月額料金はなく、広告も一切ありません。
ファミリー共有に対応しているので、家族で共有の設定をしていれば、子どもが購入して、親のiPhoneやiPadで使うこともできます。
認知機能検査の練習(iPhone・iPad)
パターンAの練習・日付と時刻の練習・成績は購入しなくても使えます。全部のパターンは1回だけ¥1,200、広告なし。
こんな方におすすめ
- 認知機能検査のお知らせのはがきが届いた、75歳以上の方
- 親の免許更新が近く、どんな検査かを一緒に確かめておきたい家族
- 一度受けて、思うように答えられなかった方
- 本番と同じ流れと制限時間で、家で練習しておきたい方
このアプリがすること・しないこと
認知機能検査の練習は、警察庁が公開している資料をもとにした練習用のアプリで、警察庁・警察とは関係がありません。練習の点数は目安で、医師の診断や、本番の結果に代わるものではありません。
検査の予約や手続きは、アプリではできません。手数料や受ける場所、予約のしかたは、届いたはがきと、お住まいの都道府県警察の案内で確かめてください。
練習の記録は、その端末の中だけに保存し、開発者のサーバーには送りません。
よくある質問
Q1. 購入しなくても、どこまで使えますか?
パターンAの練習(本番と同じ流れ)、日付と時刻の練習、成績は、購入しなくても使えます。全部のパターン(1回だけ1,200円)を購入すると、パターンB・C・Dの練習、おまかせ練習、ヒント別の一覧表が使えるようになります。
Q2. 本番と同じ絵が出ますか?
絵はこのアプリで描いたもので、本番の絵とは形が違います。絵の名前とヒントは本番と同じで、警察庁が公開している4つのパターン(A〜D)に合わせています。
Q3. 練習で36点を超えれば、本番も大丈夫ですか?
練習の点数は目安です。本番の結果を約束するものではなく、医師の診断に代わるものでもありません。流れと制限時間に慣れておくための練習として使ってください。
Q4. 親のiPhoneやiPadで使えますか?
使えます。文字と押すボタンを大きくし、文字を打たずに答えられるように作っています。ファミリー共有に対応しているので、家族で共有の設定をしていれば、家族が購入した「全部のパターン」を親の端末でも使えます。
Q5. 認知機能検査は何回でも受けられますか?
警察庁の案内では、認知機能検査は何回でも受けられますが、受けるたびに手数料がかかります。36点未満だった場合は、専門医の診断(臨時適性検査)を受けるか、医師の診断書を出すことになります。
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