パズルゲームを親に勧めて、うまくいかなかったことはないでしょうか。
私が見てきた失敗はだいたい同じです。文字や絵が小さくて見えない。時間制限に追われて焦る。そして広告が出て、閉じ方が分からなくなる。
面白くないのではなく、遊べる状態になっていないのです。
この先では、小さい文字や速い操作がつらくなってきた方と、そのご家族に向けて、選び方と設定のコツも書きます。途中で紹介するアプリは、当サイト運営者の私、JACKが開発したものです。
シニアがスマホのゲームを選ぶときの4つの確認点
入れる前に見るところは4つです。
1. 文字と絵の大きさ
App Storeの紹介画像を、実際に使う端末の画面で見てください。そこで読みにくいものは、遊んでいる間も読みにくいままです。
2. 制限時間の有無
残り時間が減っていくゲームは、ゆっくり考えたい人には向きません。説明文に時間制限なしとあるかを確かめます。
3. 広告と誤タップ
無料のゲームには、広告を表示して運営しているものがあります。広告に触れると別の画面に移り、戻り方が分からなくなりがちです。説明文に広告なしとあるかを見ておきます。
4. 課金の仕組み
App Storeで「入手」ボタンの近くに「アプリ内課金」と出ていれば、アプリの中で買うものがあるという意味です。
Appleの説明では、アプリ内課金は3種類です。解約するまで自動で更新されるサブスクリプション、1回買えば済む非消費型、コインのように欲しいたびに買う消費型です。親御さんに渡すなら、自動更新と消費型のないゲームが無難です。
出典: Appleサポート(アプリ内課金とサブスクリプションの説明)
私のアプリでは、こう決めました
上の4点に、私なりに出した答えが次のアプリです。
見やすさを最優先にしました
大きな牌の絵合わせパズルというアプリを公開しています。同じ絵柄の牌を2枚選んで消していくだけのパズルです。
麻雀の知識は要りません。ルールはこれだけです。
牌を大きく、文字を太く表示しています。取れる牌と取れない牌がひと目で分かるようにもしました。
そして時間制限がありません。考えたいだけ考えられます。急かされないというのは、想像以上に大きな違いです。
詰まっても投げ出さずに済みます
ヒントを押すと、取れる組み合わせを教えます。
待ったで一手ずつ戻せます。押し間違えても取り返しがつきます。
取れる組み合わせが無くなったら並べ替えができます。並べ替えたあとも必ず最後まで解ける形になるようにしました。そもそも盤面は、最初から最後まで解ける形でしか作られません。
詰んで終わる、という体験をなくしたかったのです。
3つの広さから選べます
かんたんは24枚で、ちょっとした空き時間に。ふつうは48枚で、落ち着いて一局。たっぷりは68枚で、じっくり遊びたいときに。
その日の気分と時間で選べます。
広告は出ません
広告は一切表示しません。記録は端末の中だけに残ります。遊ぶのにインターネットも要りません。
アカウント登録もログインも不要です。賭け事の要素も入れていません。
料金
かんたんとふつうは無料のままずっと遊べます。たっぷりは買い切り1回で開放されます。月額課金はありません。
ダウンロードは無料で、iPhoneとiPad(iOS 16.0以降)に対応しています。たっぷりの金額は、購入の前に画面で確認できます。
画面に経過時間は出ますが、制限ではありません(アプリの内容は2026年9月22日、App Storeの公開情報で確認)。
iPhone側でできる見やすさの設定
iPhone本体の設定でも見やすくできます。どれもAppleのiPhoneユーザガイド(iOS 26)にある手順です。
- 文字を大きく、太くする。「設定」>「画面表示と明るさ」の「テキストサイズ」と「文字を太くする」
- さらに大きくする。「設定」>「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」>「さらに大きな文字」
- 画面全体を拡大する。「設定」>「画面表示と明るさ」>「拡大表示」>「文字を拡大」で、アイコンやボタンも大きくなります
ただしAppleの説明では、テキストサイズの設定が効くのは、メールやメモなど対応しているアプリです。対応していないゲームの文字は大きくなりません。
ですからゲームは、最初から画面を大きく作ってあるものを選ぶほうが確実です。
出典: Apple iPhoneユーザガイド(表示とテキスト設定を調整する、テキストを読みやすくする)
紙のパズルや神経衰弱と比べる
スマホのゲームが、いつも一番良いとは限りません。
| 選択肢 | 見やすさ | 時間制限・広告 | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| 紙のパズル(数独など) | 実物で文字の大きさを確かめて買える | なし | 1冊ごとに購入 | スマホの操作が負担なとき |
| トランプの神経衰弱 | カードの絵柄が読めるかを確認 | なし | トランプ1組 | 家族や孫と向かい合うとき |
| 一般的な無料パズルアプリ | アプリによる | あるものも、ないものもある | 基本無料。課金の形は要確認 | 操作に慣れている人 |
| 大きな牌の絵合わせパズル(私のアプリ) | 牌を大きく、文字を太く表示 | なし | 無料。68枚の盤面だけ買い切り | 一人で、自分の速さで遊びたいとき |
紙は操作を覚えなくてよく、充電も通信も要りません。神経衰弱は向かい合って遊ぶので、会話が生まれます。どちらも一人用のアプリにはない良さです。
私のアプリは牌が最初から表を向いているので、場所を覚える神経衰弱とは遊び方が違います。
弱点も書きます。配信しているのはiPhoneとiPad用だけで、大勢で盛り上がる用途にも向きません。スマホにまだ慣れていない方は、紙から始めるほうが合うこともあります。
親御さんに渡すときの設定のコツ
入れただけで渡すと、使われないままになりがちです。つまずく所を先に消しておきます。
最初の一局は一緒に
かんたん(24枚)を、隣で一局だけ一緒に遊びます。ヒントと待ったの場所を伝えれば、説明は足ります。アイコンは、ホーム画面の最初のページの押しやすい所へ移しておきます。
画面がすぐ消えないように
「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」で、画面が消えるまでの時間を延ばせます。電力の消費は増えることがあります。
課金が心配なとき
「スクリーンタイム」には、アプリ内課金を許可しない設定があります。項目の場所はiOSのバージョンで違うため、手順はAppleの公式ページで確認してください。ご本人と相談したうえで設定します。
アクセスガイドは勧めません
1つのアプリしか使えなくする機能ですが、Appleは、使用中は緊急通報サービスが利用できないと案内しています。一人で過ごす時間が長い親御さんには勧めません。
出典: Appleサポート(自動ロック、アプリ内課金の無効化、アクセスガイド)
贈り物のつもりで作りました
離れて暮らす親御さんに何か入れてあげたいという方に向いていると思います。
操作を教える必要がほとんどないこと、広告で困らせないこと。この2つを満たすものは意外と少ないのです。
大きな牌の絵合わせパズルをApp Storeで見る(iPhone・基本無料)
よくある質問
麻雀のルールを知らなくても遊べますか?
遊べます。同じ絵柄の牌を2枚選んで消すだけで、麻雀の役や点数は使いません。選べない牌は薄く表示されます。
料金はかかりますか?
ダウンロードは無料で、24枚と48枚の盤面は無料のまま遊べます。68枚の盤面だけが1回限りの買い切りで、月額課金はありません。
iPadでも遊べますか?
遊べます。iPhoneとiPadの両方に対応していて、iOS 16.0以降が必要です。画面の大きいiPadに入れるのも一つの方法です。
インターネットがなくても遊べますか?
遊べます。遊ぶのに通信は使わず、記録も端末の中だけに残ります。通信が要るのは、最初のダウンロードのときです。
脳トレや認知症の予防になりますか?
効果があるとは、私からは言えません。脳への効果を確かめた事実はなく、医学的な効果をうたうつもりもありません。物忘れなどが気になる場合は、かかりつけ医などの専門家に相談してください。




